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血糖値が高くなる原因とは?インスリンの作用について

 

健康診断などで、血糖値が高くなっていることを指摘されても、「大丈夫だろう」「放っておいたらそのうち正常になる」というように楽観的にとらえ、放置してしまう方も多くおられます。

血糖値が高い状態を高血糖と言いますが、この状態を放置しておくと、血管や神経が侵される糖尿病になるリスクが高まります。

糖尿病は、今日本で最も危惧されている国民病の一つなのです。成人の6人に1人が糖尿病予備群と言われている今、高血糖を放置しておくことはとても危険です。

では、血糖値が高くなる原因にはどのようなものがあるのか、見ていきたいと思います。

 

そもそも血糖とは?

そもそも血糖とはどのような何を指しているのでしょうか。血糖値が高くなる原因についてご説明する前に、まずは血糖とは何かについて見ていきたいと思います。

 

血糖はブドウ糖のこと?!

私達人間が活動していく上で、エネルギーは必要不可欠なものですよね。このエネルギーを作り出すためには、以下のようなものが必要になります。

  • たんぱく質
  • 炭水化物
  • 脂質

この3つの栄養素は3代栄養素と呼ばれており、これらが私達のエネルギー源となります。

このうち、エネルギーを作り出すために利用しやすいと言われているのが、炭水化物から出来るブドウ糖です。

ブドウ糖は、炭水化物が消化器官で分解されて出来、小腸から血管に吸収されて肝臓から血中に入っていきます。

この血中に入ったブドウ糖のことを、「血糖」と言います

そして、血液1dl中に含まれるブドウ糖の量(mg)こそが、血糖値なのです。

 

ブドウ糖はそのままでは役立たず

血中に入ったブドウ糖(血糖)は、そのままでは特に役に立ちません。組織細胞に取り込まれることで初めて、利用されることになります。

ここで出てくるのが、「インスリン」です。膵臓から分泌されているインスリンが、ブドウ糖が組織細胞に取り込まれるサポートを行うのです。

つまり、インスリンがブドウ糖の取り込みを促進するのですね。

インスリンにサポートされて細胞に取り込まれたブドウ糖の一部は、活動するためのエネルギーへと変化します。

そして、その他の余ったブドウ糖は、グリコーゲンや脂肪に変わり、肝臓や脂肪細胞に蓄積されていきます。

 

インスリンが血糖値を下げる

ブドウ糖が細胞に取り込まれる際にサポート(促進させる)のが、インスリンだとご説明しました。このインスリンの分泌はどのように起き、インスリンは具体的にどのような役割を持っているのでしょうか。

 

インスリンの分泌はどうやって起きるの?

インスリンの分泌は、血中のブドウ糖が過剰になった時に、膵臓がブドウ糖を細胞に送る際に起きます。

ブドウ糖が過剰な際に細胞に送るため、インスリンを分泌するという、この働きこそが血糖値を下げる働きです

インスリンは、ブドウ糖が過剰に増加して血糖値が上がってしまうことを防いでくれる役割があるのですね。

 

インスリンって?

インスリンは、膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌されます。ホルモンの一種で、血糖値を下げる働きを担っている唯一のホルモンだと言われています。

 

血糖値が高くなる原因とインスリンの作用

血糖値が高くなる原因を一言で言えば、”インスリンが正常に働かないため”です

血中に入ったブドウ糖が、スムーズに細胞内に取り込まれなくなると、耐糖能異常という状態になります。

耐糖能とは、ブドウ糖が過剰に増加することを抑制するというインスリンの働きとメカニズムのことを指します。

インスリンが正常に働かなくなる原因には、2つあります。

 

膵臓から分泌されるインスリンの量の低下

遺伝的な要素から、膵臓の機能が低下してしまい、血糖値を正常に保つ働きをするインスリンの分泌が減少してしまいます。

そうなると、細胞に取り込まれなかったブドウ糖が血中にあふれてしまい、高血糖となるのです。

 

インスリンレセプターの作用の低下

インスリンがブドウ糖を細胞内に送るためには、細胞側にインスリンを受け入れる受容体(レセプター)が必要になります。

ですが、以下のような理由から、受容体が正常に働くことができなくなる場合があります。

  • 肥満
  • 過食
  • 偏食
  • 運動不足

これら生活習慣病の主な原因であるものが理由となり、受容体は正常に働けなくなるのです。

たとえインスリンの分泌量に問題がないとしても、受容体が正常に働けなくなることでブドウ糖を細胞に送る過程に不具合が生じます。

その結果、インスリンの効果が及びづらくなり、高血糖となってしまうのですね。

この状態を、インスリン抵抗症と言います。

 

高血糖を放置するとどうなるの?

医師から血糖値が高いことを指摘されても、「大丈夫」「放っておけば治る」というように思ってしまう気持ちはよく分かります。

ですが、この高血糖を放置しておくと、糖尿病予備群から糖尿病になり、そこから更に深刻な状態に陥ることがあるのです。

 

血管と血流に問題が生じる

インスリンがうまく働けないことによって、血中のブドウ糖が増え血糖値が高い状態が続いてしまうと、以下のような問題が生じます。

 

赤血球が血管内を移動しづらくなる

細い血管への流れが悪くなり、血栓が出来やすくなってしまいます。そして、各組織に酸素が円滑に運ばれづらいという状態になります。

 

血液がドロドロになる

ブドウ糖はタンパク質と結合しやすい性質があります。血管内のタンパク質と結合することで、有害物質である糖化タンパクを作り出します。

この量が増えてしまうと、血液はドロドロになってしまい、細い血管から大血管にも悪影響を及ぼし、網膜・腎臓・心臓などにも影響が及んでしまいます。

 

細胞に水が入り込んで血管細胞が膨張する

ブドウ糖の急増を察知した血管細胞は、アルドース還元酵素によってブドウ糖の処理を行おうとします。

これによってブドウ糖がソルビトールという物質に変化し、その一部は果糖として細胞の外に排出されます。

ですが、次第にその処理が追いつかなくなってしまい、血管細胞にソルビトールが溜まってしまうのです。

そうなると、浸透圧を保つために細胞内に水が入り込み、血管細胞が膨張するという状態が続きます。

この結果、血流障害・酸素運搬障害が起きてしまいます。

 

様々な神経障害を引き起こす

全身を巡っている末梢神経の細胞がおかされてしまい、知覚神経・運動神経・自律神経の全てに悪影響が及びます。

この結果、様々な神経障害を引き起こすことになります。

 

高血糖は全身に負担をかける

高血糖となることで、上記のように全身をめぐっている血管に負担をかけてしまうことになります。

この高血糖の状態は、血管の中だけでは済まず、各組織や神経までをも蝕んでしまう恐ろしいものなのです。

 

 

 

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